★ 残ったフードを支援物資へ
年をとって歯が弱くなって来た頃から、ポリポリはふやかして、おやつも柔らかいものをあげる様になっていきました。昔はなかった「ちゅーる」も大活躍でした。更に高年は、ポリポリも卒業して煮たり焼いたりしたお肉やスープ。缶詰や粉ミルクとか色々試したりしていました。とにかくいっぱい食べて欲しい思い出いっぱいです。
もともと食が細いので回数を増やすと気が向かないと食べない、ということになってしまうので若い頃からよ〜く注意してあべていました。年をとって食欲がだんだん落ちていき体重が減っていってたので、高カロリー高タンパク質を目指してご飯を選ぶ様になっていきました。
いっぱい考えて選ぶご飯。残ってしまいました。
ごてんが旅立ってから、都合が会うお友達とランチやお茶をしました。コロナの状況を見ながらだったので会える機会も中々限られていて、まだ会えてない方もいるのですが、タイミングがあって会えたお友達に ごてんのご飯や身の回りの物をもらって貰いました。
この手の物は気を使いますよね、亡くなった子の物ですから気持ち良くない方もいるかと思います。仲良くないと渡せないです。
沢山持って行っても迷惑かなと思ったりして、じゃあこっちのは他の子のお家にもらってもらおうか?とか最初は思っていたんですが、躾や体質等の理由で合わなかったりしてあげられず、残っている缶詰などがずっとありました。どっかに寄付しよう、そう思い着きました。
★ 探せない。
思い着いたのですが、引き取ってくれそうな保護団体さんを検索する時点で挫折しました。
どんな風にしたら良いんだろうと検索してみるのですが、あるページを読んでいくと、送った人たちのエピソードが書いてあり、更に読み進めていくと、もう涙で一杯になります。心臓もバクバクです。更には送るなら私もエピソードを書かなくてはいけない様です。
「無、無理だ」
と挫折してしまい、缶詰だけど食品だから悪くならない様にと段ボールに入れて涼しいところでずっと保管してました。まあ、誰かに会ったら貰って貰えば良いやとも思いながら。
お友達に貰ってもらうのはそこまで抵抗がなかったのですが、私にとってはエピソードがとてもハードルが高かったのです。
「絶対書いてる時に泣くじゃん。」
と思いました。あと、全部無くなってしまうのに抵抗があったのか
「本当は ごてんに食べてもらいたかったのに」
なんてそもそも論が出てきてしまって悲しくなってしまうので。。。思考を停止していました。
いや、けど悪くなっちゃう。。。そんな焦りも持っていましたのでちょいちょい間を開けては検索していたんですが、検索力が弱いのか気力が続かないのかなかなか探せずにいました。「フードは今はいりません」とか、キャットフードをお願いしたいところ等、微妙なところを引き当ててしまいます。
★ ブログを始めたおかげで
今でも泣きながら書いている時もまだありますが、ブログを初めてから、気持ちの整理の仕方を凄く考える様になりました。
みていてくれる方がいたらありがたいです、でその方が嫌な思いをしない様にと心がけているつもりなんですが、これを自分の中の気持ちに当てはめると、
辛い事ばかり話してはいけないなと思う→
明るい側面も考える様になった→
自分の中に実は明るかったり実はポジティブな面もあるよね!と気付けた!
みたいな感じで気持ちの整理がつく様になっていきました。書くために客観的に考えることが増えた。という事なんだと思います。
あと、何となくボワッと思っていた事を検索して調べる、というのが癖になって来ました。このブログは自力で調べてやっています。初めてやる世界なのでわからない事だらけで調べ物いっぱいです。
解りたいから調べる、が少し身について来て、そこで缶詰を受けっとってくれるところを探すのも、前なんであんなに探せなかったんだろう?と想うくらい色々なところを探せました。
★ けど、何故か問い合わせると涙が出て来てします。
良さ気なげなところを1つに絞って、よし!あちらが都合が良ければ受け取ってもらおう!と決心し、問い合わせようとするのですが、やりとりしてしまっても行動が伴わない気がして数日そのままにしておいて、また問い合わせを頑張ろうとする、をしばし繰り返しました。
そしてついにウダウダしていても仕方ないと思い腰を上げて、まず、いらない物を送りつけてはいけないから、「こんなのがあるんですがどうですか?」と、とうとう連絡してみました。勢いが大事な時もありますよね。
こちらはやっと問い合わせてテンションが高いですが、あちらは忙しそうですだし、まあすぐに返信は来ないだろうと思って、気持ちを収めながら、やっと出来た!達成感ときっと ごてんも喜んでくれているはず、とそんな満足感でいっぱいでした。
本当に日々の業務で忙しそうだからこんな事の問い合わせの返信は何日か後になるだろう、と勝手に確信していたのですが、驚いたことに翌日に返信がが来ていました。さすが命を扱う人達は違うなと感動しました。
その感動したテンションのまま更にやりとりをし「送ります。」と書いて送信して
「あれ?」
何故か、涙が止まりません。
★ きっと ごてんも喜んでくれているはず。
涙が止まらない理由がよくわからないのですが、久しぶりに ごてんの事で知らない人と実際のやりとりをして飼い主らしい事が出来たから?とか色々考えましたがよくわからず、今まで葛藤して来た中での何かの反応なんだろうとぼんやり思っておく事にしておきます。
あんまり力を入れすぎないうようにしないと、最初の頃、死後の世界がどんなものか知りたくってネット漬けになった時みたいに思い悩んでそれしか手につかなくなってしまいそうなのを回避したいと思いました。多分こうやって対処方がだんだんと身について来たんだと思います。悲しいままでも行動の選択が出来る様になって来ました。
ごてんが見ていたら、残った缶詰が勿体無いからもらってもらえるところが見つかって嬉しい!とかそんな複雑なことはもしかしたらわからないかもしれないけど、私が暗〜い空気でいるより、明るくい空気の方がきっと
「ぼくも なんだかうれしい」
と思う気がします。うちの子が喜んでくれているかも、そう思うと嬉しい気持ちでいっぱいになります。
★ ペットロスそして
ハードルが高すぎた支援物資。そして時間が経っても何故か出てくる涙。
私の対処法は、ペットロスによる何かの反応なんだろうとぼんやり思っておく事。あんまり力を入れすぎないうようにしない様にと心がけます。
★★ まとめ ★★
あんまり力を入れすぎないうようにしない様に★
リラックス★リラックス★深呼吸★深呼吸をして、少しだけでも行動できたら、ちょこっと前に進めてますもんね。
そしたら ごてんに少し明るい空気が出せました。
頑張ります^^
★ おまけ ★
とっても緊張した1周忌。緊張した理由がなんとなく解りました。
たぶん、逝ってしまう前に何か出来た事があったんじゃないか?私が何かしてあげられればもうちょっと長生きしたんじゃないか?と、この1年、ついつい思ってしまってたので、その締め切りみたいに感じたんじゃないかと思います。
1年前に戻れるわけじゃないんですけど、変ですね。
そして結局、月命日と同じ感じでしたが人間のご飯と ごてんへのお花と甘いものが豪華でした。
そしてまた、リメンバーミーも観まくりました。メキシコの死者の日みたいに偲んで感謝して思い出を語り合ってが出来ればいいなと思って。
楽しい事を加えて悲しさとバランスが取れたら良いかな、と思った1周忌でした。